キネシオテーピングの貼り方サンプル
ぎっくり腰を発症した場合は、病院に行く前に安静にすることがまずは大切です。

その他に可能な応急処置の一つとしてテープを貼る方法があります。

これを一般的に「テーピング」と呼んでいます。

テーピングとは、弱っている筋肉をテープで補強し、痛みを緩和させる治療方法です。

テレビでスポーツを観戦しているときに、選手がテーピングをしているのをよく見かけます。

これら多くの場合は、けがの予防や一時的な保護を目的とした応急処置です。

これに対して、「キネシオテーピング」や「スパイラルテーピング」と称される、痛みをとる治療を目的として行なわれるテーピングがあります。

キネシオテーピング

キネシオテーピングは、血液やリンパ液の循環を良くし、痛みを緩和する方法です。

テーピングによって皮膚をつまみ上げるような格好で、皮膚の下にリンパ液を通すスペースを確保し、その流れを促すのが特徴です。

痛みは、人の体を守る重要な信号で、炎症を起こす細菌や体の機能を低下させる疲労物質に反応して起こります。

血液中で戦ってやっつけた細菌や異物の残骸や溜まった疲労物質をリンパ液で流すことで、痛みが抑えられるほか、免疫力も高まり、弱った腰部組織の老化を遅らせることにもつながります。

キネシオテーピングに使用するテープは、幅の異なる4種類( 2.5cm、3.7cm、5cm、7.5cm )があり、貼る場所と症状によって使い分けます。

また、貼る場所に合わせ、I字で貼るほか、ハサミで切込を入れてY字やX字、熊手(くまで)状などにして使用します。

正しい貼り方を知っておけば、ぎっくり腰の応急処置として家庭でも簡単に利用できる方法です。



キネシオテーピングの例

  1. 5cm幅テープを30cm程度カットし、中心に切り込み(約5cm残し)を入れY字を作る。
  2. まっすぐに立った状態でY字テープの下を尾骨の数センチ上となる腰椎の上に貼る。
  3. 上体を前にかがめ、テープを背骨に沿って両側に貼っていく。
  4. かがんだままの状態で、腰痛のある部分を確認します。Y字の上からI字テープ(20cm程度)の中心を当て左右一文字に貼ります。
  5. 上体を起こします。テープにシワが入っていれば完成です。
  6. 貼り方のコツは、テープを引っ張らずそのまま置くようななイメージで貼って下さい。

参考ページ:キネシオテーピングの正しい貼り方

スパイラルテーピング

スパイラルテーピングは、細いテープをらせん状や格子状に貼って、筋肉のバランスを整えることで痛みを緩和する治療法です。

筋肉の可動域を限定しないように、伸縮性がない切れやすいテープを使います。

100種類以上に及ぶといわれる腰痛の種類に対し、スパイラルテーピングでは、25種類に対応したテーピングを行い、スパイラル状、クロス状、格子状の3種類を使い分けます。

貼る場所に合わせて1~5ミリ幅の細いテープを使用します。

この中で、家庭でできる応急テーピングをご紹介します。

専用布製粘着テープに巻方向と平行に5ミリ幅の切れ込みを入れ、手で引き裂いて均等な5ミリ幅テープを作り準備しましょう。

スパイラルテーピングの例

左手首にテープを巻く方法で、腰痛を緩和する応急処置です。

テープを巻く時は、引っ張らず、必ず左手に巻きましょう。

  1. 5ミリ幅のテープを左手甲側の薬指と小指の骨の接合部分より少し下に貼ります。
  2. そのまま親指方向にらせん状に巻き、手のひら側を通ってさらに甲側へ巻きます。
  3. 小指側の手首にある丸い骨の上を通り、親指側の手首下にある出っ張りの上まで貼ります。

傷みの緩和については個人差がありますが、簡単ですので試してみる価値はあると思います。