靴底を気にしているビジネスマン
人間の背骨は、32~35個(尾骨の数が人により異なる為)の椎骨が微妙なバランスを取りながら、まるで積み木の様に積み上っています。

それは単純に積み上がっているのではなく、足に衝撃を受けても、そのショックを緩和して、脳や上半身にその強さがそのまま伝わらない構造になっています。

また、上半身と下半身の動きにねじれが生じても、その約30個の積み木が上手に角度を調整して捩れ(ねじれ)を吸収し、スムーズに動作できるように組まれています。

しかし、それら積み木の使用期間が長くなってくると、少しづつガタがきて動きが悪くなったり、すり減り等で変形して脆く(もろく)なっているものも出てきます。

そうすると、その具合いの悪さが全体のスムーズな動きに影響を及ぼします。

残念ながら、この積み木は交換できませんから対抗策としては、なるべく長い時間使用出来るように丁寧に扱うか、積み直し可能な部分を調整したり、一部の積み木を削ったりして、それなりの動きが復元できるようにするしかありません。



歩くだけでも背骨に衝撃を与える

ぎっくり腰は、直接的には重い荷物を持つ、もしくは不自然にねじった状態で脊椎に負荷をかけることなどで発症しますが、それはあくまで積み重なった減点ポイントが一挙に吐き出されたようなものですから、そのポイント加算を防げば良いのです。

あまり良くない例えかもしれませんが、ドライバーが交通違反を繰り返し、いわゆる反則点数が多くなると免許停止や取り消しになることと似ています。

安全運転をしていれば反則点数は増えませんから、良いドライバーとして運転免許を維持する事が出来ます。

靴底のバランスや衝撃のイメージ
ぎっくり腰の場合も、減点ポイントが増えなければ発症することはありません。

では減点ポイントは、どこに貯まっているのでしょうか?

それを見つけるには、靴の底の減り方を見てください。

ほとんどの人は、足の外側(小指側)のほうがすり減っているはずです。

これは人の腰から下の骨格が、自然体では膝が開く方向(いわゆるO脚、またはガニ股)になりやすいためです。

ここで大切なのは、左右の靴の底が同じように減っているかです。

減り方が左右で違う場合は、体の正中がズレていると考えるのが自然です。

つまりこれは脊椎が左右対称でない、あるいは骨盤に連動している足の骨格バランスが崩れていることになります。

左右のバランスがとれていな状態で立つために、どこかに歪みができ、その不安定さが、ぎっくり腰を発症する可能性を高めていることにつながります。

この靴の底の減り方が極端に違う状態であれば、病院あるいは整骨院に行って、原因を明らかにした方が良いでしょう。

今ぎっくり腰を発症していないとしても、その予防になります。

もしも既に腰痛の症状があるならば、是非病院で治療するべきです。