何度もぎっくり腰になって苦しむ男性
一般的に、急性腰痛症であるぎっくり腰の約90%は自然に治り、痛みも消えることが多いと言われています。

ぎっくり腰を病院で治療するためには、まず腰部のレントゲンを撮影します。

画像に異常がない場合は、痛みを軽減する治療を受けることになります。

例えば、消炎鎮痛剤(湿布、投薬、注射など)、筋弛緩剤、コルセットなどを使用するのが一般的です。

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの場合には、しびれが続いたり、痛みが激しくなったりしますが、急性のぎっくり腰の場合、痛みの症状は数日で徐々にとれて、ほぼ一週間ほどすれば歩けるくらいに回復します。

ちょうど軽い捻挫が回復するような感じで、初めの激烈な痛みのわりには、比較的早く回復することもぎっくり腰の特徴的な症状です。



クセになって再発する?

一度ぎっくり腰を発症すると、再発率が高い事もこの病気の特徴です。

ぎっくり腰は殆どの場合で、まずは痛みをとる治療が主となりますので、痛みの症状が取れれば完治したと思ってしまいます。

その為すぐに仕事に復帰して、これまでと同じような生活に戻る方が多いためです。

ぎっくり腰はクセになるとよく言われますが、これはあまり正しい表現とはいえません。

ぎっくり腰は根本的に、腰椎が加齢や部分疲労の蓄積によって老化し、損傷が発症しやすくなったためか、運動不足によって筋力が衰え、体を支える力が弱くなったことなどが原因だからです。

ぎっくり腰を再発する人は、ある部分の損傷がクセになって起こるものではなく、弱い部分に負担がかかる姿勢や仕草が身について(クセになって)しまっているため、同じ病気になりやすいというわけです。

つまり、ぎっくり腰がクセになった訳じゃなく、いままでの行動のクセが原因で発症や再発をさせているのです。

ですから、再発の予防策をとらない限り、何度でもぎっくり腰になる可能性があります。

また、単発性のぎっくり腰でも、二度三度と繰り返していくうちに、椎間板ヘルニアなどへと悪化することになりかねません。

そうなれば、応急処置で安静していれば回復すると言うわけにはいきませんから、病院での治療が必要となります。

したがって、ぎっくり腰の再発を予防するには、根本的な問題解決がとても大切なのです。

痛みがとれてきたらといって、発症前の生活を続けては再発のリスクが高まります。

少しずつ動いて痛みの様子を見ながら、自分に合った予防方法を試したり、腰に負担の少ない日常生活を心がける必要があります。