荷物を持って突然ぎっくり腰になった男性

  • 荷物を持ち上げようとした・・・
  • 顔を洗おうと前かがみになった・・・
  • 立ち上がろうとした時に・・・

ぎっくり腰を発症すると、いきなり電気が走るような激痛に襲われ、息もつけぬほどの痛みに身動きが取れず、パニックになることも少なくありません。

このような時、どのように応急処置や行動したらよいのでしょうか。

ぎっくり腰で非常に大切なのは、一時間くらいはじっとして動かないことです。

ぎっくり腰であるならば、痛みのわりには、生死に関わるような一刻を争うという病気ではないため、急いで病院で治療を受ける必要はありません。

まず、慌てることなく安静にすることが一番の応急処置です。



自宅での応急処置

自宅でぎっくり腰になった時は、壁や周囲にあるものに寄りかかり、呼吸を整えることがはじめの治療です。

立っていることができないようなら、ゆっくり膝(ひざ)をついて手をつき、左右どちらかの肘(ひじ)をゆっくり折って、静かに横になりその中で楽な姿勢を探して休みます。

特に激しい痛みにともなって呼吸が浅くなりがちなので、ゆっくり鼻から息を吸い、口をすぼめて息を吐きます。

激しい腰痛でベッドに横になろうとする男性
もしもその日に予定があり、自分の状況を誰かに連絡する必要がある場合は、携帯電話を手元に置いておくか固定電話の近くにいるほうが良いでしょう。

といっても、直後はそんな事を考える余裕は無いと思いますので、まず楽な姿勢を取ることが優先となります。

比較的腰への負担が少ない姿勢は、仰向けに寝る姿勢ですが、エビのように体を丸くして休むのが楽の場合もあるので、いずれかの姿勢を保ちます。

落ち着いたら、寝室など静かに休める場所に移動し、その後もじっと体を休めます。

硬めの布団やマットレスなどの方が腰への負担を軽減します。

少し冷静になってくると「仕事に穴を開けては周りの人に迷惑をかけてしまう」などといった事を考えてしまいますが、まずは気にせず休養をとることが大切です。

痛みの症状が治まってきたら、徐々に体を動かし、様子を見ながら最低限の動作で無理せず行動してください。

初期段階での無理は禁物

突然襲われるのがぎっくり腰ですが、備えとして自分の体質に合う痛み止めを常備しておくのも大切です。

ただし薬を飲んで無理に仕事を再開すると、逆にぎっくり腰の治りが遅くなったり、更に悪化する場合もあります。

急性の痛みは、冷やすことが基本です。

自宅での応急処置として、市販の湿布などで冷やすことも効果的です。

また、鎮痛消炎剤入りの塗り薬や貼り薬などを利用するのも良いでしょう。

ぎっくり腰は、病院へ行くよりも安静にすることが一番ですが、下肢(脚・足・下半身)の痛みやしびれ、排尿障害などが出た場合は、激痛が治まり次第、診断と治療を受けましょう。