腰痛男性の背骨のイメージ
動こうと動作をする度に腰に痛みが走る人、たまに腰が痛いという人など、腰痛の程度は様々です。

人間と腰痛は、切っても切れない関係で、あまり腰痛に縁がない人でも、周りには必ず腰痛の悩みを持った人がいるでしょう。

病院には通院しないまでも、腰痛を市販の痛み止めでごまかしているといった人は少なくありませんが、それは原因の根本改善とはならず、ぎっくり腰発症の危機は、確実に近づいていると言えます。

そこで、腰痛を発症しないような予防策について、いくつかご紹介したいと思います。

ポイントは、立っているときも、座っているときも、寝ているときも、背骨のS字を意識することです。



背骨のS字カーブ

背骨は、横から見ると緩やかなS字を描いており、頭や上半身の重さをバランスよく支えています。

しかし、腰痛で悩んでいる人たちの殆どが、正しいS字の姿勢が崩れているために腰痛を発症しているのです。

しかもその90%以上の人が、前かがみの姿勢(腰を曲げた姿勢)で上半身の重みが腰に集中した為に、腰の一部だけに負荷がかかって、腰痛が始まっています。

たとえば、長時間座ったままでデスクワークを続ける姿勢、腰を折って無理な体勢で荷物を持ったことなどが原因となって、ぎっくり腰のような腰痛は起こります。

また、台所で食器を洗ったり、料理をしたりするときに、前傾姿勢の仕事が長年続く主婦は、腰痛を避けようがないように思えます。

そこで、そのような体勢をしなければならない人が、少しでも腰への負担を緩和することができるよう、ポイントごとにアドバイスを挙げてみたいと思います。

腰痛の原因を少しでも減らし、ぎっくり腰の予防を試みてみましょう。

座るとき
畳んだタオルをいすと背中の間に挟んで座ると、背骨のS字カーブを保ちやすい。
物を持ち上げるとき
腰を落とし、片方の膝を床につけ、荷物と上半身の距離を近づけて、荷物を手に持つ。
次に、背筋を伸ばしたまま両膝を伸ばして立ち上がり、荷物を持ち上げる。
台所仕事をするとき
流し台が低くて、前かがみになりやすい場合は、両膝を軽く曲げて立ち作業をするか、高めのいすを用意して座った状態で作業する。
寝るとき
あおむけに寝た状態で、腰と床の間に手がすんなり入る場合は、腰が反りすぎている。
両膝の下に畳んだタオルを入れると、腰が反りすぎず、背骨が自然なS字カーブを描くようになる。
立つとき
立つときは両足を揃えない。※両足をぴったり揃えて立つと腰が反りやすい。
長時間立ち続けるときは、足を左右に軽く開き、左右の足に交互に体重をのせたり、足を前後に出したりして、こまめに重心を移動させる。

このような小さな心がけが、ぎっくり腰を予防し、腰痛の原因を取り除くことにつながります。

応急処置とならない継続的な挑戦で、病院で腰痛の治療をしなくて済むように予防しましょう。