自分で治すことの重要性

ぎっくり腰を患った女性 ぎっくり腰になり、今まで感じたことのない激痛が体を貫くと、「これは自分では治せない病気だ」と思いがちですが、病院に通院しなくても治療は可能です。

ぎっくり腰は、痛みがある程度とれるまで、じっと動かずに寝ていることが応急処置となります。
完治後も、ぎっくり腰を患った人は再発する可能性が十分にあるため、予防を心がけることが大切です。

腰痛の症状が落ち着いてきたら、リハビリや治療の一環として少しずつ動いてみましょう。
歯を磨く、顔を洗う、髪を洗う、トイレに座るなどの日常動作は、腰への負担を強いる体勢になりますから気をつけて下さい。

日常の動作で気をつける

日常の動作は、決して無理のないように、少しずつ様子を見ながら始めましょう。

立つ、座る
胸を張り、背筋を伸ばし、上体をまっすぐに腰の上に乗せるようにしましょう。
パソコンを使ったりアイロンをかけたりする場合も、同じように背筋を伸ばして下さい。
掃除機を使うときや、洗濯物を干すときにする前かがみの姿勢も、膝を曲げ上体は地面に垂直に保つように心がける事で、腰への負担を軽減できます。
物を持つ、運ぶ
物を持ち上げるときは、腰を落としてから物に手を添えましょう。
運ぶ時は、なるべく体に近い位置で支えながら移動すると、姿勢を保つ事が出来ます。
顔を洗う
両膝を曲げたり、片脚を低い台に乗せたりします。
ドライヤーや化粧をするときは、椅子に腰掛けましょう。
髪を洗う
低い台に腰掛けて前かがみになる姿勢は、非常に腰への負担が大きくなります。
高めの椅子などに腰掛け、上体を起こして洗いましょう。
台所に立つ
低すぎたり高すぎたりする作業台は避けましょう。
長時間立つときは、低い台に片脚をのせたり、椅子に腰掛けたりすると負担が少ないです。
椅子に座る
椅子の背やテーブルにつかまりながら、なるべく背筋を伸ばして腰をおろしましょう。

日常の動作に慣れてきたら、再発を予防するためにも、運動療法などを行います。
弱い腰椎を支える筋肉を鍛えたり、体を強くする食事に気をつけたりするのこ効果的です。
また、ストレスが溜まらないよう発散させることも心がけ、たっぷりと睡眠や休養をとりましょう。

日常で使用するものに気をつける

生活の中で使うものにも気をつけます。

過度の圧迫がなく足にフィットするもので、ヒールがあまり高くないものを選びましょう。
ヒールが高いと前かがみの姿勢になりがちで、腰への負担が大きくなります。
椅子
長時間座って仕事をするのであれば、特に気を使いたいグッズです。
高さは、膝かやや低めで安定するものが理想的です。
背もたれは、やや後方に傾きのあるものが良く、背骨の自然なカーブを支えてくれるものを選びましょう。
椅子に座り、自然に肘を曲げたときの肘面の高さに机上面を合わせると、前かがみや反り返りを防ぐことができます。
寝具
背骨のS字カーブが保てるような硬さの敷き布団を選びましょう。枕も同様です。

なるべく腰に負担がかからないよう、常に姿勢や使うものに心掛けることが大切です。
気づいたら修正することの繰り返しで、自分の身につけるように心がけます。

生活改善で予防

先ほども書きましたが、ぎっくり腰を患った方は、一度治っても再発する可能性が高いといわれます。
それは、腰に負担がかかる生活習慣が原因となっているからです。

腰は人類の弱点ということをいつも念頭に置き、普段から気をつけることが再発を回避する鍵です。
ぎっくり腰は、日頃溜まった腰の疲労が引き金となるため、いかに腰への負担を軽減し疲労させないかを考えることが大切なのです。

また、腰の組織を健全に保つ食生活をしたり、腰椎をサポートできるよう周辺の筋肉を鍛えたりして、予防に努める必要があります。

ぎっくり腰を自分で治すという行為は、病院での治療とは異なり、長期間継続する事が可能です。
運動や食生活を含め、自分の生活を見直して改善を図ることが、ぎっくり腰の最大の治療となります。


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